2.過去に病院で撮ったレントゲンは使えないのか?【変形性膝関節症編】

他のカイロプラクティック院で撮ったレントゲンは使用出来ますが(※使用出来ない場合もございます)、病院の通院時に撮ったレントゲンの殆どはカイロプラクティックの施術には使用出来ません。

今回はカイロプラクティック用のレントゲンと、病院で撮ったレントゲンの違いを説明します。

1.レントゲン撮影時の姿勢
カイロプラクティック用の撮影は、脊椎に重力が加わった状態の立位で行います。
それにより、本来の身体の捻じれや傾きなど、サブラクセーションの補正を確認する事が可能です。
手順は下記の通りです。
骨盤は正確に正面を向け、左右大腿骨小転子が写った状態で、腸骨陵から坐骨結節までを撮影します。
胸部は上記状態で、頚椎下部から腰椎上部までを撮影します。
頚椎は必ず開口像の、口を開けた状態で頚椎1番である環椎と横突起が写る様に撮影します。
これにより、頭部の傾きや捻れまで把握する事が可能となります。

病院では、椎骨の変性(骨棘など)と椎骨間や椎間孔の狭小化や、他の疾病が潜んでいないかをレントゲンで確認します。
逆に上記に記載した様な、詳細な身体の捻じれや傾きなどのカイロプラクティック的な内容は重要視されない為、場合によっては寝た状態で撮影を行います。
寝た状態で撮影した場合、ベッドに身体が押され捻れや傾きが消失し、問題箇所を正確に把握する事が困難となります。
尚、立位で撮影したとしても、撮影時の姿勢により正確性が欠けてしまいます。

2.問題は全身から
例えば膝が痛い場合、病院では膝を診ます。
軟骨がすり減っている場合や炎症がある場合は、患部に消炎鎮痛剤やヒアルロン酸の注射・湿布・痛み止めの内服薬・電気・リハビリ(マッサージや筋肉トレーニング)を行います。

カイロプラクティックも、勿論必要に応じ膝を施術しますが、意外に痛みを訴えている膝に問題が無く、施術をしない場合があります。
それは、膝の捻じれや傾きは、骨盤や腰、首、足首などのサブラクセーションの補正作用で発生しているからです。
サブラクセーションを取る事で、膝の負担が軽減し自然に改善する事が多々あります。

【変形性膝関節症】
膝関節の軟骨がすり減り、関節が変形し痛みが生じます。
放置し、関節の変形が進行すると人工関節の手術となります。

上の写真は左膝を後ろから見ている状態です。
このレントゲンの方は、左膝の痛みで来院された70代男性の方です。
膝の隙間(裂隙)にある二本線が左側で拡がっています。
カイロプラクティックでは、左PEX脛骨というサブラクセーションです。
腰と膝の矯正行った所、直ぐに改善しました。

※上記症病名は、医師が診断されたものです。
※ページ下の傷病名をクリックすると他を見る事が出来ます。

カイロプラクティックの目的

カイロプラクティックは、脳からの命令(自然治癒力)を伝える神経の働きを阻害し、身体の機能を低下させる原因である、「サブラクセーション」を取り除き、人間が本来持っている機能を100%発揮させる事を目的としております。

レントゲンはサブラクセーションの確認と、先天的又は後天的に存在する危険を把握し、安全なカイロプラクティックの施術をする為に、必須と言っても過言では有りません。

※当院は、カイロプラクティックの施術箇所の把握と、安全確認の為にレントゲンを見ているのであり、症状やレントゲンから診断する医療行為は行いません。
※掲載されているレントゲンは、本人の許可を得ております。許可無く無断で使用する事をお断りします。

【 3つのなぜ 】

1.なぜレントゲンを撮るのか?

2.過去に病院で撮ったレントゲンは使えないのか?

3.カイロプラクティックはレントゲンから何が分かるのか?

※上記各タイトルをクリックするとページに移動します。

下記傷病名をクリックするとページに移動する事が出来ます。
【腰椎すべり症】
【腰椎分離すべり症】
【腰椎椎間板ヘルニア】
【頚椎椎間板ヘルニア】
【腰部脊柱管狭窄症】
【胸郭出口症候群】
【二分脊椎】
【変形性腰椎症】
【ベルトロッティ症候群】
【変形性股関節症】
【変形性膝関節症】
【腹部大動脈瘤】
【石灰沈着症】
【結石】