基本的に皆さんの外見(目・鼻・口・耳・手足の数)は一緒ですよね。
しかし、身体の中はとっても個性的です。
筋肉が付いてなかったり、神経の出方が特徴的だったり、骨の数が多かったり少なかったり、骨や軟骨の形状など、あげればきりが無いほどです。それは、生まれつき(先天性)か生活の中(後天性)で発生したのかもしれません。
外見では判断出来ませんが、レントゲンを撮ると重篤な問題が潜んでるかもしれません。
今回のブログでは一部をレントゲンで紹介します。
【腰椎すべり症】
下の写真は第三腰椎のすべり症の写真です。


上の写真、矢印部分がすべり症となります。
腰骨前面の赤い線が矢印部分で段差があります。

通常は上の写真の様になだらかな半円を描きます。
この写真の方は、当初足のシビレ感や痛み、長い距離を歩けない(間欠性跛行)、腰とお尻の強い痛みがありました。
現在症状は改善し、すべり症の進行を防ぐ為定期的にご来院頂いております。
腰椎すべり症は、腰椎前方へのすべりの状態をグレード1から4(Grade I~IV)まで分類します。
グレード1でしたら無症状や腰痛が有るくらいですが、放置する事で徐々に進行していきます。
グレードが上がる事で、腰痛や足のシビレや痛みと筋力低下が増し、日常生活を行う事も困難となります。
最終的には腰椎自体を固定をする手術となります。
カイロプラクティックでは、レントゲンを元にすべり症の有無の確認とグレードを確認し、症状の改善と進行を防ぐ施術を行います。
この様に毎日様々なレントゲンに出会います。
※上記症病名は、医師が診断されたものです。
※ページ下の傷病名をクリックすると、レントゲンや他を見る事が出来ます。
患者様ご本人の症状が全く無い、無症状の場合もあります。
レントゲンの確認をしないで身体を施術されるのは恐いと思いませんか?
最後に「施術を受けるのに、何故レントゲンが必要なのか?」を例え話しで説明します。
例えば、腰やお尻に痛みが有り、近所の治療院に行ったとします。
本人は一度も病院に行った事が無く、自分が腰椎すべり症だと分からないとします。
来院時に施術担当者に腰とお尻の痛みを訴えた所、詳しい問診や検査、レントゲンの確認もせずに、すぐにうつ伏せにさせられ、腰を上から強く押されたとします。
その結果
運が良ければ、来院時と同じ腰とお尻の痛みのある状態で帰れます。
(改善はしないが悪化しないだけ運が良い)
運が悪ければ症状は悪化し、更に足に痛みやシビレ感が出現するかもしれません。若しくは、足の筋力の低下や足のつり易さが出現します。
カイロプラクティックは、この様な運任せの施術は行いません。
施術前にレントゲンを確認し
何処を施術するのか?
何処を触ってはいけないのか?
安全と危険を詳しく確認します。
※当院は、カイロプラクティックの施術箇所の把握と、安全確認の為にレントゲンを見ているのであり、症状やレントゲンから診断する医療行為は行いません。
※掲載されているレントゲンは、本人の許可を得ております。許可無く無断での使用はお断りします。
下記傷病名をクリックするとページに移動する事が出来ます。
【腰椎分離すべり症】
【腰椎椎間板ヘルニア】
【頚椎椎間板ヘルニア】
【腰部脊柱管狭窄症】
【胸郭出口症候群】
【二分脊椎】
【変形性脊椎症】
【ベルトロッティ症候群(Bertolotti 症候群)】
【変形性股関節症】
【変形性膝関節症】
【腹大動脈瘤】
【石灰沈着】
【結石】