基本的に皆さんの外見(目・鼻・口・耳・手足の数)は一緒ですよね。
しかし、身体の中はとっても個性的です。
筋肉が付いてなかったり、神経の出方が特徴的だったり、骨の数が多かったり少なかったり、骨や軟骨の形状など、あげればきりが無いほどです。それは、生まれつき(先天性)か生活の中(後天性)で発生したのかもしれません。
外見では判断出来ませんが、レントゲンを撮ると重篤な問題が潜んでるかもしれません。
今回のブログでは一部をレントゲンで紹介します。
【腰椎すべり症】
腰椎が前方へズレる事で、腰の痛みや馬尾神経・神経根を圧迫した状態。
ズレの状態をレントゲンからグレード1から4(Grade I~IV)まで分類します。
グレード1でしたら無症状や腰痛が有るくらいですが、放置する事で徐々に進行していきます。
グレードが上がる事で、腰痛や足のシビレや痛みと筋力低下が増し、日常生活を行う事も困難となります。
病院では、最終的に腰椎自体を固定をする手術となります。
カイロプラクティックでは、レントゲンを元にすべり症の有無の確認とグレードを確認し、症状の改善と進行を防ぐ施術を行います。
下の写真は第三腰椎の「すべり症」の写真です。


上の写真、矢印部分が「すべり症」となります。
腰骨前面の赤い線が矢印部分で段差があります。

通常は上の写真の様になだらかな半円を描きます。

上は先程の「すべり症」の方のレントゲン分析写真となります。
第3腰椎以下の椎間板のスペースがかなり狭くなっております。
カイロプラクティックではこのレベルをD4~D5(Disc)と呼びます。D4の椎間板のスペースはサブラクセーションが5~10年間放置された状態で、D5レベルは、サブラクセーションが10~15年間放置された状態です。椎間孔も他と比べだいぶ小さくなっております。
この写真は70代の女性の方で、6年程前に腰とお尻に強い痛みと足のシビレ感と痛み、長い距離を歩く事が出来ない(間欠性跛行)症状が発症しました。
病院では、「すべり症」による「腰部脊柱管狭窄症」と診断されました。
その後、腰椎の「除圧術」の手術を受けましたが、症状が改善する事はなく、リハビリや整体など様々な治療を受け、当院に来院されました。

上の写真は骨盤と腰椎正面像のレントゲン分析となります。
腰椎が左に大きく回旋している為、左腸骨を矯正しました。
週1回の施術で3回目の施術後から、足の痛みやシビレの範囲が狭まり、腰やお尻の痛みが大分減って来ました。
6回目の施術に来院された時点で、足とお尻の症状は殆ど消失しており、腰の痛みは起床時や長い時間の座位姿勢位で、日常生活に問題が無い状態です。
現在症状は改善し、趣味のプールと散歩を楽しんでおります。また、「すべり症」の進行を防ぐ為に、定期的に施術をさせて頂いております。
この様にカイロプラクティックは、病院と違った観点から、お悩みの根本原因を探し施術を行います。
※上記症病名は、医師が診断されたものです。
※ページ下の傷病名をクリックすると、レントゲンや他を見る事が出来ます。
患者様ご本人の症状が全く無い、無症状の場合もあります。
レントゲンの確認をしないで身体を施術されるのは恐いと思いませんか?
最後に「施術を受けるのに、何故レントゲンが必要なのか?」を例え話しで説明します。
例えば、腰やお尻に痛みが有り、近所の治療院に行ったとします。
本人は一度も病院に行った事が無く、自分が腰椎すべり症だと分からないとします。
来院時に施術担当者に腰とお尻の痛みを訴えた所、詳しい問診や検査、レントゲンの確認もせずに、すぐにうつ伏せにさせられ、腰を上から強く押されたとします。
その結果
運が良ければ、来院時と同じ腰とお尻の痛みのある状態で帰れます。
(改善はしないが悪化しないだけ運が良い)
運が悪ければ症状は悪化し、更に足に痛みやシビレ感が出現するかもしれません。若しくは、足の筋力の低下や足のつり易さが出現します。
カイロプラクティックは、この様な運任せの施術は行いません。
施術前にレントゲンを確認し
何処を施術するのか?
何処を触ってはいけないのか?
安全と危険を詳しく確認します。
【 3つのなぜ 】
※上記各タイトルをクリックすると、ページに移動します。
※当院は、カイロプラクティックの施術箇所の把握と、安全確認の為にレントゲンを見ているのであり、症状やレントゲンから診断する医療行為は行いません。
※掲載されているレントゲンは、本人の許可を得ております。許可無く無断での使用はお断りします。
下記傷病名をクリックするとページに移動する事が出来ます。
【腰椎分離すべり症】
【腰椎椎間板ヘルニア】
【頚椎椎間板ヘルニア】
【腰部脊柱管狭窄症】
【胸郭出口症候群】
【二分脊椎】
【変形性脊椎症】
【ベルトロッティ症候群(Bertolotti 症候群)】
【変形性股関節症】
【変形性膝関節症】
【腹大動脈瘤】
【石灰沈着】
【結石】